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【ギリシャ神話】ヒュプノスとは|タナトスの双子、聖闘士星矢やペルソナ3の元ネタも解説

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短い答え: ヒュプノスはギリシャの眠りの神。夜の女神ニュクスの息子で、死そのものであるタナトスの双子の兄弟です。ギリシャ人は眠りと死をわざと双子にしました。一方はあなたを一晩だけ連れて行き、もう一方は永遠に。そして神々の中でほぼ唯一、ヒュプノスはゼウスに勝っています。二度も。

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ゼウスさえ抗えなかった神

トロイア戦争のさなか、ヘラは海神にギリシャ軍を助けさせるため、ゼウスの注意を逸らす必要がありました。彼女が頼ったのがヒュプノス。実は一度やったことがあり、激怒したゼウスに空中を追い回された過去がありました。二度目は結婚の約束(カリスの一人を花嫁に)を取り付けてから引き受けます。そして鳥に化けて松の木にとまり、雷霆を握る神々の王は、ただ眠りに落ちました。神話のあらゆる力には対抗手段がありますが、眠りにはありません。

奇妙な家族

家族 領分
母ニュクス 夜。ゼウスさえ恐れる
双子のタナトス 安らかな死。二人で戦死した英雄を運ぶ
息子モルペウス 夢。眠りの中で見る人の姿を作る
息子たちオネイロイ 夢の一族。真実の夢と偽りの夢

ホメロスは、双子が英雄サルペドンの遺体を戦場から故郷へ運んだと歌います。眠りと死が棺を担ぐ、左右に一人ずつ。

聖闘士星矢とペルソナ3のヒュプノス

『聖闘士星矢』の冥王ハーデス編では、ヒュプノスはタナトスとともに「双子神」としてハーデスに仕え、神だけが足を踏み入れられる楽園エリシオンに神殿を構えています。『ペルソナ3』では、敵対するペルソナ使いの集団ストレガを率いるタカヤのペルソナとして登場します。同じ作品で主人公のもとに現れるのは双子のタナトス、物語の根幹にいるのは母ニュクスの名を持つ存在です。『モンスターストライク』にもキャラクターとして登場します。どれも、夜を母に、眠りと死を双子にしたギリシャの家系図をそのまま借りています。星矢のほかの元ネタは聖闘士星矢のギリシャ神話元ネタ一覧へ。

よくある質問

ヒュプノスの姿は?

翼を持つ穏やかな青年で、こめかみに翼が生えている姿も。ケシの茎と、眠りが滴る角を携えています。住まいは冥界の静かな洞窟で、枕元を忘却の川レテが流れます。扉はありません。蝶番が軋まないように。

ヒュプノスは悪神?

正反対です。ホメロスは彼を「神々の中で最も甘美な者」と呼びました。ギリシャ人にとって眠りは毎夜の慈悲であり、王にも奴隷にも等しく訪れる唯一のものでした。

ヒュプノスとモルペウスの違いは?

ヒュプノスは眠りそのもの、状態です。息子のモルペウスはその中の夢を作り、どんな人間の姿にもなって現れます。モルヒネは息子の、ヒプノシス(催眠)は父の名から来ています。

ニュクスからタナトス、渡し守カロンまで、この静かな一族の物語はMythologyNowで1話5分の朗読として聴けます。双子のタナトスが鎖につながれるシシュポスなら、その場面が第1章で、このサイトで再生できます。ヘッドホンをつけて、明かりを消して。

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