短い答え: ハデスの妻はペルセポネ。ゼウスとデメテルの娘です。ハデスはゼウスの許可を得て、しかし母デメテルの許可は得ずに彼女を冥界へ連れ去り、彼女はそこの女王になりました。冥界でザクロの種を食べたため、毎年一定の期間は戻らなければならず、そこから季節が生まれます。
答えはこれです。その下にある物語は、どちらの半分もぼかさずに語る価値があります。
略奪を、そのまま書く
ペルセポネが野原で花を摘んでいると、地面が裂けました。ハデスが戦車で現れ、彼女を下へ連れ去ります。現存する最古の完全な物語『デメテル讃歌』は、これをゼウスが手配したとはっきり書いています。母に知らせないまま、娘を弟に渡したのです。ガイアは餌として、不自然なほど美しい水仙を咲かせました。ペルセポネは叫びましたが、聞いたのは洞窟のヘカテと、すべてを見るヘリオスだけだったと讃歌は言います。
これは求愛ではありません。古代の聴衆もそう読んでいませんでしたし、私たちもそう読むべきではありません。
デメテルは世界を止めた
デメテルは松明を手に九日間、飲食も断って捜し続けました。ついにヘリオスが、何が起き、誰がそれを許したのかを告げます。彼女の応答は私的な悲嘆ではありませんでした。神々から身を引き、大地は実りをやめます。種は芽吹かず、収穫も来ない。人類は数日で飢えて絶える寸前になり、それは神々が生きる糧である供犠の消滅も意味しました。
ゼウスの手を動かしたのはそれです。正義でも、娘の叫びでもない。取引材料です。彼はヘルメスを下へ送り、娘を連れ戻させます。捜索の長い版はデメテルとペルセポネへ。
ザクロの種と、正直な数え方
去る前に、ペルセポネはザクロの種を食べました。冥界では、その食べ物を口にすると縛られます。だから彼女は完全には去れなくなりました。数は資料ごとに違い、ひとつに決めてしまうより、違うと言うほうが誠実です。
| 版・典拠 | 略奪と種について何と言っているか |
|---|---|
| ホメロス風讃歌『デメテル讃歌』 | ゼウスが同意しハデスが連れ去る。種は「ひそかに」与えられた一粒。彼女は一年の三分の二を地上で過ごす |
| オウィディウス『変身物語』 | 七粒。食べたと告げ口したアスカラポスが罰せられる |
| アポロドロス | 一粒。遠ざかったままにならないようハデスが与えた |
| 後代および通俗の版 | 三粒、四粒、六粒。地下で過ごす月数に対応 |
| オルペウス教の伝承 | 略奪よりも、冥界を成り立たせる根源的な力としてのペルセポネに重心を置く |
三、四、六のどれもが流通しています。六粒版がいちばん収まりがよいのは、一年をきれいに半分にするからで、広まった理由もまさにそこです。最古の本文は六とは言っていません。
彼女は受け身の女王ではない
ロマンスとして語り直された版が、偶然に半分だけ当てている部分です。ペルセポネは力ずくで連れ去られ、しかも戴冠したのちは本当に主権者でした。資料の中で動くのは彼女です。
オルフェウスが説き伏せる相手は彼女です。ハデスも同席していますが、讃歌の伝統もオウィディウスも、決断を下すのはペルセポネだとします。心を動かされた彼女がエウリュディケを地上へ返すのです。全体はオルフェウスとエウリュディケへ。
ヘラクレスに通行とケルベロスを連れ出す許可を与えるのも彼女。アフロディテとの争いでアドニスを行き来させるのも彼女。彼女を奪いに降りてきたペイリトオスとテセウスを石の椅子に固定して罰したのも彼女です。テセウスはのちに引き剥がされますが、ペイリトオスは永遠に座ったままです。
そしてギリシャ人はしばしば彼女の名を避け、単に「コレー(乙女)」あるいは「恐るべき女神」と呼びました。聞こえてしまう相手の名を口にしないときのやり方です。
どちらの半分も真実です。略奪も、彼女の権力も、きれいに塗り替えてはいけません。
よくある質問
ハデスの妻は誰?
ゼウスとデメテルの娘ペルセポネです。冥界の女王であり、単なる配偶者ではなく、ハデスと並んでそこを統治します。
ペルセポネはザクロの種を何粒食べた?
資料によって違います。『デメテル讃歌』は一粒、オウィディウスは七粒、通俗の版は三粒・四粒・六粒。六粒がいちばん繰り返されるのは一年を半分に割れるからですが、最古の説ではありません。
ペルセポネはハデスを愛していた?
古代の資料はそういう枠組みで語りません。彼女はゼウスの同意のもと、力ずくで連れ去られました。資料が示すのは、自分の王国で実権を持つ女王の姿であり、それは恋物語とは別のものです。
花の野、九日間の捜索、そして一年を二つに割った取り引き。MythologyNowのオーディオドラマで。



