神話と物語

エジプト神話 · 全3章

遠ざかりし女神

ラーの眼はエジプトを見捨て、世界の果てから宥めすかして連れ戻さねばならない。

遠ざかりし女神

ラーは自らの眼 ―― セクメト、テフヌト、あるいはハトホルとされることもある神なる娘 ―― を使命に送り出す。だが彼女は背いてヌビアへと退き、帰還を拒んでしまう。エジプトが頼みとする温もりも、豊穣も、守護も、すべてを携えて。ラーは、ヒヒに姿を変えたトートとシューを遣わし、彼女を宥めて連れ戻させようとする。物語や歌、そしてお世辞を尽くして、二柱は彼女を帰還へと説き伏せる。故郷への帰り道で、彼女は怒れる雌獅子から、穏やかで牛のごとき優しい眼をしたハトホルへと姿を変える。この物語は「遠ざかりし女神」の祭礼の神話的基盤を成し、なぜセクメトとハトホルが同じ宇宙的な女性の力の二つの相であるのかを説き明かすのである。

チャプター

  1. 01ラーの眼、エジプトを去るアプリで
  2. 02トト、ヒヒとなりて降るアプリで
  3. 03ナイルの境界における変容アプリで

この物語の人物

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