
セクメト、すなわち「力強き者」は、戦、疫病、そして焼けつく太陽を司る雌獅子の女神である。反逆する人類を罰するために、ラーによってその燃える眼として遣わされた彼女は、あまりに貪欲に人々を屠ったため、神々はビールを血のように見せかけて赤く染めた。彼女はそれを飲んで前後不覚に陥り、こうして世界は救われた。疫病をもたらすのと同じ熱は、それを退けることもできるため、彼女の神官たちは医師として仕え、彼女の病の「矢」を抑えるよう乞い願われた。ラーの娘、プタハの妻、ネフェルテムの母である彼女は、太陽円盤を戴いた獅子の頭を持つ姿で描かれる。
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