北欧神話 · 全3章
ヴォルスング序章 シグムンドとシンフィヨトリ
シグルズを生み出す血筋は、木に突き立てられた一振りの剣から始まる。

神オーディンが、ヴォルスング王の館の中心にそびえる大樫バルンストックに一振りの剣を突き立てる。それを引き抜いた者は、世界で最も優れた武器を手にすることになる。引き抜けたのは、ヴォルスングの息子シグムンドだけであった。グラムと名づけられたその剣は、シグムンドを無敵にする。だが最後の戦でオーディン自らが現れ、槍でそれを打ち砕き、シグムンドを死なせるのだった。砕けた破片から、いつの日かシグムンドの息子シグルズがふたたびその武器を鍛え上げることになる。シグムンドのもう一人の息子シンフィヨトリは、実の妹との近親の交わりから生まれ、一時は人狼と化す。呪われ、恵まれ、悲劇に彩られたこの血筋こそが、北欧世界最大の英雄を生み出すのだ。
チャプター
- 01樹に刺さりし剣アプリで
- 02シグムンドとシンフィヨトリ、狼として駆けるアプリで
- 03フンディング殺しのヘルギ、そしてシグムンドの最期アプリで
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