
ヒュミルは獰猛な海の巨人で、神々がエーギルの宴のためにエールを醸すのに必要な、一マイルの深さを持つ大釜の持ち主である。彼の息子テュールが、それを取りに行くトールを導く。ヒュミルは渋々ながら二人をもてなすが、トールが夕食で彼の雄牛を二頭も平らげてしまったため、巨人はさらなる食料を求めて彼を漁に連れ出す。トールは雄牛の頭を餌にしてヨルムンガンドそのものを釣り上げ、もがく世界蛇を船べりまで引き寄せる。恐怖に駆られたヒュミルは釣り糸を切り、蛇は再び深みへと沈んでいく。それでもトールは大釜を勝ち取り、立ち去りざまに巨人自身の石のような額に酒杯を打ちつけて砕いた。
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