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フギン

北欧神話

フギン

世界を巡る思考の大鴉

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その名が「思考」を意味するフギンは、オーディンの二羽の大鴉の一羽である。夜明けごとに彼と兄弟のムニンはすべての世界の上空を飛び回り、朝餉のころには戻って万物の父の両肩に止まり、見聞きしたすべてを耳元にささやく。これによってオーディンは「鴉神」の名を得た。『グリームニルの言葉』において、彼は二羽が戻らぬかもしれぬという恐れを告白する。フギンを案じてはいるが、ムニンのことをいっそう案じているのだ。これらの黒き斥候を通じて、隻眼の神は高座フリズスキャルヴに座しながら九つの世界の秘密を知るのである。

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