エジプト神話 · 全3章
トートと盗まれた五日間
空の女神は一年のいかなる日にも子を産めぬと呪われる ―― トートが月を相手に賭けに出るまでは。

ラーは空の女神ヌトに、一年のいかなる日にも子を産めぬよう呪いをかける。だが彼女はすでに、のちに偉大な神々となる子らを身ごもっていた。いつも機知に富むトートは、月を相手にセネトの勝負を挑み、月の光そのものを賭ける。彼は、一年の暦の外に落ちる五日間を生み出すのに足るだけの光を勝ち取る。この五つの閏日に、ヌトは子を産む。一日目にオシリス、二日目に大ホルス、三日目にセト、四日目にイシス、そして五日目にネフティスを。この物語は、エジプト暦の五日間の閏日と、エジプト神話を支える神々の一族すべての起源を、ともに説き明かすのである。
チャプター
- 01産むことを許されぬ女神アプリで
- 02トトと月との賭けアプリで
- 03五柱の誕生アプリで
この物語の人物
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