神話と物語

ギリシャ神話 · 全3章

ピロメラ、プロクネ、テレウス

王が犠牲者を黙らせたとき、彼女は自らの物語を一枚の織物に織り込んだ

ピロメラ、プロクネ、テレウス

トラキアの王テレウスは、アテナイのプロクネを妻に迎える。彼は妻の妹ピロメラを招くためアテナイへ赴き、その道中で彼女を犯す。自分の所業を語らせまいと、彼は彼女の舌を切り取る。そしてプロクネには、妹は死んだと告げる。だがピロメラは声を失ってもなお、真実を一枚の織物に織り込み、姉のもとへ送る。プロクネはすべてを悟る。その復讐は容赦がなかった。彼女は自分の息子イテュスを殺し、料理して、夕餉の席でテレウスに供する。自分が何を食べたかを知ったテレウスは、斧を手に二人の姉妹を追う。神々が介入する。ピロメラは燕に、プロクネは夜鳴き鶯に、テレウスは戴勝へと姿を変える。夜鳴き鶯の歌は今なお、イテュスを悼む嘆きとして聞こえてくる。これは正義の挫折と、声を奪われた者がそれでもなお知らしめうるものについての神話である。

チャプター

  1. 01森の中の王の罪アプリで
  2. 02織物アプリで
  3. 03饗宴と鳥たちアプリで

この物語の人物

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