ギリシャ神話 · 全3章
ミダスと黄金の手
触れるものすべてが黄金に変わることを願った王は、たちまちそれを悔いる

プリュギアのミダス王は、酔いどれの老サテュロスにしてディオニュソスの伴侶であるシレノスを手厚くもてなした。その褒美として、ディオニュソスはミダスに一つの願いを叶えると告げる。ミダスは、自分が触れるものすべてが黄金に変わるようにと願った。願いはたちどころに叶えられ、そしてたちどころに呪いと化す。食べ物は唇に触れた途端に黄金となり、酒も飲もうとした瞬間に黄金になる。娘を抱きしめれば、その娘までもが黄金になってしまう。ミダスはディオニュソスに、どうかこの贈り物を取り消してほしいと懇願する。ディオニュソスはパクトロス川で身を洗うよう告げ、ミダスがそうすると黄金の力は川へと移った。パクトロス川に黄金が流れたのはこのためだという。もう一つの物語では、ミダスはパンとアポロンの音楽競演の審判を務め、パンに軍配を上げる。その救いがたい趣味の悪さの罰として、アポロンは彼にロバの耳を授けた。
チャプター
- 01完全に思えた願いアプリで
- 02養いとならぬ黄金アプリで
- 03驢馬の耳アプリで
この物語の人物
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