
エジプト神話
サティス
南の国境の守護者
サティスは、アスワンのナイル第一急湍を司る女神であった。そこはエジプトの南境を画する岩だらけの早瀬であり、大河の年ごとの氾濫の神話上の源であった。彼女はカモシカの角で飾られた上エジプトの白冠をいただき、エジプトの辺境を守る猛き守護者として仕えた。葬送の儀礼においては、急湍から汲んだ水で死せるファラオを清め、来世への入りに備えさせた。
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サティスは、エジプト南方の辺境を司る女神であり、アスワンの島にあるエレファンティネで崇拝され、そこで牡羊神クヌムおよびアヌケトとともに三神一組をなす。第一急湍の女主人として、彼女はエジプトが依存する年ごとの氾濫の源を司り、その恵みが大洪水を解き放つ。弓を引く女神でもあり、王国の敵に向けて弓をつがえ南の国境を守る。葬送の儀礼においては、急湍の冷たい水を満たした四つの壺で死せるファラオを清める。彼女は上エジプトの白冠をいただき、その両脇にカモシカの角を添え、南方の俊敏な生き物たちのなかに名を連ねる。
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