
エムブラは最初の女性であり、全人類の母である。海辺を歩いていたオーディンと、その兄弟であるヴィリとヴェー(『巫女の予言』ではヘーニルとローズル)は、トネリコとニレの二本の生命なき流木を見つけ、それを人間へと造り上げる。オーディンは息と魂を与え、二番目の者は知恵と動きを与え、三番目の者は血と温もり、そして美しい色つやを与えた。流木から、彼女とその伴侶アスクは生ける人間となり、ミズガルズに住処を与えられた。それ以来生まれたすべての人間は、この二人から生じている。彼女は一つの種族の母へと形づくられたニレなのである。
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