
ギリシャ神話
不和のリンゴ
「最も美しき者へ」と刻まれた黄金のリンゴ。エリスが投げ込み、トロイア戦争の火種となった。
女神エリスはペレウスとテティスの婚礼に招かれなかったが、それでも現れ、集った神々のあいだに「カリスティ」、すなわち最も美しき者へと刻まれた黄金のリンゴを投げ込んだ。ヘラ、アテナ、アフロディテがそれぞれそれを我が物だと主張した。ゼウスは裁定を拒み、彼女たちをトロイアのパリスのもとへ送った。パリスは世界で最も美しい女性と引き換えにアフロディテを選んだ。その女性とは、すでにスパルタ王メネラオスの妻であったヘレネである。これに続いた戦争は十年に及んだ。
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